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ビキニフィットネス/フィットモデルの舞台に立つには、規定のポージングが出来るようにならないといけません。

ポージングは独学での習得は難しいため、少なくともコンテストの半年前くらいからはレッスンに通うことをオススメします。

とはいえ、まずは実践の前に、試合はどう進むのか?規定のポージングとは何か?を理解しておきましょう!

この記事では、試合進行の流れと規定ポーズ、その注意点について解説します。

 

■試合進行の流れ

まず、試合進行の全体の流れを見ていきましょう。

JBBFの試合は、

(1)ピックアップ:全選手から特定人数(12人)をピックアップ
(2)予選審査(ラウンド1):ピックアップ者(12人)を順位付けし、上位者(6人)が決勝へ進出
(3)決勝審査(ラウンド2):1~6位順位付け

という流れで進行します。
※()内の数字は2019オールジャパン選手権の場合

参加人数が少ない場合は「予選→決勝」になる場合もあります。

また、ピックアップ人数や決勝進出人数も参加者数により変動します。

■ピックアップ・予選審査の進行

ピックアップ・予選審査では、「ラインナップ~クォーターターン~比較審査」を行います。

・ラインナップ:全選手が1列に並ぶこと
・クォーターターン:コールに合わせて規定4ポーズ(フロントポーズ→サイドポーズ→バックポーズ→サイドポーズ→フロントポーズ)を取ること
・比較審査:番号を呼ばれた選手が前列に出て、数人で比較審査を行うこと

です。  

■決勝審査の進行

決勝審査では勝ち上がった6人で、「Lウォーク~ラインナップ~クォーターターン~3ステップフォワード~比較審査」を行います。  

・Lウォーク:1人ずつ行うプレゼンテーション。舞台袖から出て中央まで進み、中央で方向を変えて舞台前方に向かいます。指定位置でフロントポーズ→バックポーズをとり、挨拶をしてラインナップの位置に下がります
・ラインナップ:ピックアップ/予選と同じ
・クォーターターン:ピックアップ/予選と同じ
・3ステップフォワード:クォーターターンの中に組み込まれています。

フロントポーズ→サイドポーズ→バックポーズをとり、コールがかかったらそのまま3歩歩き、再度バックポーズをとります。
コールに合わせてサイドポーズ→フロントポーズをとり、コールがかかったら3歩前進し、再度フロントポーズを取ります。


・比較審査:ピックアップ/予選と同じ  

以上が試合進行の流れになります。

だいたいの流れはつかめたでしょうか?次は規定ポーズについて見ていきます。

 

■規定ポーズ:クォーターターン

ビキニフィットネス/フィットモデルでの規定ポーズ(クォーターターン)は共通で、以下の通りです。

正面を向いたフロントポーズから右回りに90度ずつ回転していきます。

それぞれのポーズにはいくつかルールがあり、出来ていない場合は本番で注意が入ったり減点対象になる可能性もあります。

正しい規定ポーズを取れるようになりましょう!

(1)フロントポーズ

[見られるポイント]
・全体のバランス、Vシェイプ、大腿四頭筋や肩の発達
[やり方]
・両足を肩幅と同じかやや広く開いて立つ
・片手は腰にあて、もう片方はおろす
[注意点]
・脚の重心は片方の足にのせる
・流す方の手は自然に下におろす
・腰に添える手は4本の指が見えるようにする
(2)サイドポーズ(左手が前)
[見られるポイント]
・S字ライン、お尻の発達
[やり方]
・後ろ側の足でまっすぐ立ち、前側の脚はやや曲げて添える
・おへそから上をひねり、顔を正面にむける
[注意点]
・顔の向きは正面
・流す方の手は自然に下ろす
(3)バックポーズ
[見られるポイント]
・Vシェイプ、ウエストの細さ、背中/肩/お尻/脚の発達、脚の美しさ
[やり方]
・フロントポーズと同じ
[注意点]
・脚の重心は片方の足にのせる
(4)サイドポーズ(右手が前)
・左手が前のサイドポーズと同じ  

JBBFの公式YouTubeチャンネルでも解説動画が出ているので、ぜひ一度ご確認ください。  

■ポージングルール改正点2021

2021年度の大会から、以下の3点が変更となりました。
JBBFの公式YouTubeチャンネルで発表がありました。  

(1)Lウォークの登場時の1ポーズは無し
(2)Lウォークの方向転換時は1ポーズ
(3)Lウォークのプレアクションは1つまで  

全てLウォークに関するルール改正になります。

今までは舞台袖から出て数歩進んだところで挨拶の1ポーズがあったのですが、それがなしになりました。

また、方向転換時やプレアクションのルールが今回初めて明記ました。  

過去の動画を参考にして練習していると、ルール改正前のやり方で覚えてしまう可能性もあります。

最新のルールを確認して練習しましょう!   

■フィットモデルの衣装について

フィットモデルは「ドレス」と「モノキニ(スイムスーツ)」の2つの衣装があります。

ラウンドによって着用する衣装が異なるので、注意が必要です。

また、大会によっても着用するラウンド・衣装が異なるケースがあるようです。

・予選がモノキニで決勝がドレス ※国際大会など
・予選がドレス、決勝がモノキニ&ドレス(2ラウンド) ※2021京都オープン  

また、フィットモデルはロングドレスを着用することから、ドレスさばきやドレスウォークの練習も必要になります。

早いうちから練習しましょう!  

■さいごに

いかがでしたか?

試合進行の流れや規定ポーズを理解することが出来たら、ルールを守りつつ、最高のプレゼンテーションを作っていきましょう。

また、ポージングを練習していると華やかなプレアクションに目がいきがちですが、一番審査時間が長いのは規定ポーズです。

まずはしっかり規定ポーズがとれるように、練習をやりこみましょう!