フィットネス系のコンテストへ出場するためには、肌を黒くすることが必要になります。
ただ、将来シミ・シワになりそう…と今まで紫外線対策を頑張ってきた人にとっては、日焼けをするかどうかはとても悩むところですよね。
そこで今回は、ステージで映える肌の色を作るための日焼け・カラーリングについて解説します!
■日焼けは必要?
最初に結論をお伝えしてしまうと、ステージ映えする肌の色になるためには、日焼けは必須です。
日焼け+カラーリングの両方を行うことで、ステージ映えするチョコレートのような肌色を作ることができます。
残念なことに、カラーリングだけでステージ映えする肌色を作ることは難しいです。
なぜなら国内で使用が許可されているカラーリングローションは、白い肌を真っ黒に染め上げるほどの効果はないからです。
(※海外の大会だと、真っ黒になれるカラーリングローションの使用が許可されている場合もあります。)
そのため、日焼けをしてベースを作り、その上でカラーリングをする必要があります。
他選手に比べて肌が白いと、ムチムチした/絞れていない印象を審査員に与えてしまいます。
実際の体の仕上がりが同じくらいでも、肌の色が白いだけでより絞れていないように見えてしまうのです。
せっかく時間をかけて作った身体なので、ここで評価を下げてしまうのはもったいないです。
最高の自分でステージにあがれるように、しっかり準備しましょう!
■日焼けはいつからやる?
日焼けについてはコンテストの3ヵ月くらい前から、週1~2で通いましょう。
いきなり強いマシンを使うと肌が火傷してしまうので、最初は「下地作り」から始めます。
下地作りは「弱いマシン・短時間」を中1~2日で4~5回繰り返します。
下地が出来たら徐々に強いマシンに変えながら焼いていきます。
理想の黒さになるまでの日焼けの回数は個人の肌質によってかなり差があります。
紫外線に対して、「赤くなって黒くなる」タイプや「赤くならずに黒くなる」タイプの方は問題ないと思うのですが、「赤くなって黒くならない」「すぐ皮が剥けてしまう」タイプの方は注意が必要です。
日焼けサロンのスタッフに相談しながら、ゆっくり焼いていくようにしてください。
■日焼けができない人はどうしたらいい?
肌が弱く火傷状態になってしまうなど、どうしても日焼けが出来ない方はまずカラーリングサロンに相談しましょう。
セルフタンニングローションでベースを作り、その上にスプレーカラーリングを複数回行うことで肌を黒くする方法はあります。
ただ、やはり日焼けをしている人と比較すると、どうしても明るく/オレンジっぽい仕上がりになってしいます。
肌質に問題が無ければ、日焼けすることをオススメします。
■顔は焼く?
顔の焼く/焼かないは、個人の好みで問題ないと思います。
ただ、顔は皮膚が薄いので、日焼けによって乾燥し、肌トラブルの原因になる可能性もあります。
私も1~2回顔を焼いてみたのですが、とても乾燥したためストップしました。
日焼けが進むと顔だけ白くなってしまうので、普段は濃い色のファンデーションを使って身体と色を合わせています。
■カラーリングって何?
ここからはカラーリングについて説明していきます。
カラーリングとは、専用のローションを使って肌表面を一時的に染め、肌色を黒くする方法です。
ローションを塗布したあと、一定時間が経過することで肌に定着します。
この定着するまでの時間はこすれたり、水に濡れると色が落ちてしまうので注意が必要です。
その後、シャワーを浴びて余分なローションを落とします。
効果は3日~1週間程で、染まった皮膚の新陳代謝とともに自然に元の肌色に戻ります。
カラーリングは大会前日までに終えておく必要があります。
コンテスト当日にカラー剤が肌表面に残っていて周りについてしまうような場合は、失格になる可能性もあります。
■カラーリングの方法
カラーリングには2つの方法があります。
(1)セルフタンニングローションを使用して自分でカラーリングをする
(2)カラーリングサロンでスプレータンニングを行う
どちらもメリット・デメリットがあります。
(1)セルフタンニングローションの場合
【メリット】
・安価でカラーリングが出来る(JBBF公認ローションの場合は約4000円)
・自分のタイミングで出来る
【デメリット】
・ムラなく塗るのが難しい
・協力者がいない場合、背中などが塗りづらい
(2)カラーリングサロンでスプレータンニングを行う
【メリット】
・ムラなく綺麗に仕上げられる
・ツヤ感が出る
【デメリット】
・セルフタンニングローションに比べると高価(1回1万円~)
・公認サロンが近くにない場合は大変
・コンテスト前々日~前日の忙しいタイミングでサロンに行かなければならない
カラーリングサロンでのスプレータンニングは比較的早くに予約が埋まってしまうこともあります。
自分が挑戦する大会が決まったら、なるべく早くどちらの方法にするか決めましょう!
■団体/大会の規定に沿った準備が必要
セルフタンニングローション・カラーリングサロンは団体により指定されている場合があります。
団体によっては、大会当日に「公認サロンでカラーリングを行ったという証明書」の提示が必要になることもあります。
各団体や大会の規定を調べ、それに沿った準備をしましょう!
また、過去にはスプレータンニングやセルフタンニングローションの使用がNGな大会もありました。 自分が出る大会の開催概要を必ず確認してくださいね。
■まとめ
ステージでは肌の色によって体の見え方が全く異なります。
長い時間苦労して作ってきたボディの美しさを存分に見せられるように、しっかり日焼けをした上でカラーリングで仕上げることをオススメします。
最後のひと仕上げ、頑張りましょう!
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