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フィットネスコンテストにおいて、「ビキニ」と言ってもさまざまな種類の「ビキニ」があります。年々コンテスト団体が増えており、初心者にとっては区別が付きにくいものです。どのビキニ系コンテストでも、トレーニングで仕上げた身体で水着型衣装を着て、ポーズをとりますが、コンテスト団体、カテゴリによって着用する衣装などが異なります。

コンテストに初めて挑戦する場合、このような違いを知らずに衣装を選択してしまうケースがあります。それぞれのコンテストにはその団体なりの特徴、スタイルがあり、「このカテゴリーにはこの衣装」とメジャーとされる選択肢があることを知っておかなくてはいけません。

どんな衣装がふさわしいかは、団体ごとに開催されてるセミナーなどで聞いてみたり、その団体・カテゴリーの直近の優勝者を参考にすると良いと思います。各団体のホームページやSNSには、昨年のコンテスト写真が載っていたりするので見てみましょう。プロ制度がある団体なら、プロはどんな衣装を着ているか確認しましょう。

■団体・カテゴリー別、衣装の種類

大きく分けて、

・JBBFのビキニフィットネスは、カップ型の「ロシアンビキニ」

・他の団体のビキニ系カテゴリーは、「三角ビキニ」

を着用することが一般的です。

出典:Janet Layug Instagram, Galia Maslovskaya Instagram

写真左は三角ビキニ、写真右はロシアンビキニです。

三角ビキニ
ブラはワイヤーなしの三角形、首とヒップ横にチェーンコネクター使用

ロシアンビキニ
ブラはワイヤー入りで丸い、チェーンコネクターは使用せず布地のみ、ボトムはウエストまで引き上げて着用

以下は国内で競技用ビキニを着るカテゴリーがあるコンテストを開催している団体です(団体名/カテゴリ名)。

ロシアンビキニ

JBBF/ビキニフィットネス

三角ビキニ

マッスルコンテストジャパン/ビキニ
FWJ(前NPCJ)/ビキニ
CJBBF/ビキニ
サマースタイルアワード/ビキニ(ベティ)、ビキニモデル、ヴィクトリアNABBAジャパン/ビキニモデル
フィットネススタージャパン/ビキニモデル
King Of King/ビキニ、ビキニモデル

出典:マッスルコンテストジャパンHP
出典:CJBBF

その他

ワンピースタイプの水着「モノキニ」や、団体指定の水着を着用するカテゴリもあります。

出典:SVbikini Instagram、フィットネススタージャパンHP、サマースタイルアワードHP

各モノキニ衣装の主な特徴は、

ロシアンタイプ(JBBF):プッシュアップのカップ、ベロア布、表面にラインストーンを多用。背中や臀部の面積にも規定あり

フィットネススター:ファッション性や個性が強い

サマースタイルアワード:規定衣装で、公式ショップにて購入

FWJのフィットネスモデル、フィットネススターのスポーツモデルなど、フィットネスウェア(競技用or一般的なスポーツブラとショートパンツなど)を着用するカテゴリーもあります。

出典:FWJ_womensathletemodel  YouTubeカメ仙人こばチャンネル

その他、水着ビキニなどを着用する国内のコンテストをご紹介します。

ライザップボディメイクグランプリ
衣装の自由度が高く、一般的な水着や、競技用ビキニなど自由に着用している選手がいます。

ベストボディジャパン
規定の水着ビキニを着用します。

スーパーボディコンテスト
競技用ではない一般的な水着ビキニを着用します。

海外には、ファッションスタイルの装飾付きビキニを着用するコンテストもあります(WBFF)

日本でも開催される動きはありましたが、未だ実現はしていないようです。

出典:WBFF Australia Instagram

ビキニタイプが違うことによるデメリット

例えば、JBBFビキニフィットネスで三角ビキニを着たり、FWJビキニでロシアンビキニを着たりと、各団体の主流ではないタイプのビキニ衣装を選択することによるデメリットは、トレンドに沿わないプレゼンテーションとなってしまうことです。

ビキニ系競技は、ボディの仕上がりのみならず他の要素もトータルパッケージとして審査され、衣装についてもその対象となります。

FWJ、マッスルコンテスト、フィットネススターなど、アメリカ・韓国発祥(もしくは親和性が高い)コンテスト団体のビキニ系カテゴリーは、圧倒的に三角ビキニが主流です。それらのコンテストでロシアンビキニを着用することはベストな選択とは言えないでしょう。

極端に言うと、審査において「その団体カテゴリーの事をよく知らないまま出場している」という印象につながる場合もあります。

ボディ系コンテストの審査で最も重要な部分は「身体」ですが、間違いなく衣装も選手の印象に影響を及ぼします。

上記の理由から、主流ではないタイプのビキニ衣装を選択することはあまりおすすめしません。

ですが、ルールで明確に決まっていない場合、どの形のビキニ衣装を選んでもルール違反になることはありません。

■最後に:トレンドをおさえよう

「トレンドをおさえる」は衣装のかたちだけではなく、他のことについても同様です。

衣装の色についての傾向があるカテゴリーがあれば、髪型やアクセサリーの選び方、ポージングも同様です。

トップ選手を見たり、よく研究して取り入れていきましょう。

羽鳥 茉利絵 / Marie Hatori
NSCA-CPT
パーソナルトレーナー
2016年からJBBFビキニフィットネスに出場、入賞歴多数。都内でポージング指導も行っています。
https://mariehatori.com/